AWS Management Consoleへのサインインがより便利になりました
西澤です。AWS Management Consoleへのサインイン方法にアップデートがあり、地味に便利になったので、ご紹介したいと思います。
AWS Management Consoleサインインにおけるこれまでの課題
AWS Management Consoleへのサインインする方法として、
- rootアカウント(初期登録したメールアドレス)でのサインイン
- https://console.aws.amazon.com/
- IAMユーザでのサインイン
- https://(AWS-account-ID-or-alias).signin.aws.amazon.com/console
の2種類があるわけですが、この2種類のサインインに利用するURLは全く異なるものです。これまでの操作の履歴がブラウザのキャッシュに残っていれば、前回と同じ方法に誘導されるようなのですが、IAMユーザでのサインイン画面からrootアカウントのサインイン画面にはページ上のリンクから遷移することができたのですが、その逆はできませんでした。
その為、ブラウザにキャッシュが無い状態でIAMユーザへのサインインをするには、サインイン用のURLを覚えておくしかありませんでした。
ちなみにアカウントIDはそのままですと、数字12桁で覚えておくことが難しいと思いますので、アカウントエイリアス(別名)も利用することができます。こちらについては、下記ページをご確認ください。
AWS Management Consoleへの新しいサインイン方法を試してみた
rootアカウントでのサインイン
rootアカウントでサインインする場合は、そのまま登録した"メールアドレス"を入力します。
正しいメールアドレスを入力できていれば、パスワードが要求されるので、ここでパスワードを入力するだけです。
これまで1回で行っていた操作を、2段階になった形です。
IAMユーザでのサインイン
IAMユーザでサインインする場合は、"数字12桁のアカウントID(またはアカウントエイリアス)"を入力します。
遷移した画面内で、ユーザ名とパスワードを入力するところはこれまでと同じです。
これで、IAMユーザ用のログインURLを覚えていなくてもアカウントIDとIAMパスワード情報がわかれば、サインインできるようになりました。これまで通り、IAMユーザでサインインしたキャッシュがあれば、サインアウトしてもこの画面から始めることができます。
まとめ
とても地味なアップデートをご紹介しましたが、これは便利!と思った方は逆に要注意。そのような方は、rootアカウントとIAMユーザでのサインインをそれぞれ頻繁に行っているということになります。rootアカウントでのサインイン作業は、本来ほとんど不要なはずですので、その点も認識いただいた上でご利用いただければと思います。
どこかの誰かのお役に立てば嬉しいです。